アニス・パーカー

アニス・パーカー、(1956年5月17日、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれ)、アメリカの政治家で、ヒューストン市長(2010-16年)を務めた。 当時アメリカ第4の都市であったヒューストンは、ゲイであることを公表している市長を選出した国内最大の都市となった。

パーカーは15歳までヒューストンに住んでいたが、父親の赤十字の仕事により、家族は西ドイツのマンハイムにあった米軍基地に移り住んだ。 その間、赤十字の青少年奉仕部門でボランティア活動も行った。 全米優秀学生奨学金を得てヒューストンのライス大学に入学し、1978年に人類学、社会学、心理学の学士号を取得して卒業した。 その後20年以上、石油・ガス業界で働き、主にヒューストンのモスバッハ・エナジー社でソフトウェアエンジニアとして活躍した。 また、書店と所得税申告サービスの共同経営者でもあった。

ヒューストン市議選に2度立候補して落選した後、1997年に3度目の挑戦で当選を果たした。 市議会での6年間、彼女はインナーシティの開発強化や芸術への資金援助の拡大に努めた。 2003年、ヒューストン市政のナンバー2である市政担当官に選出され、無投票で2005年と2007年に再選を果たした。 コントローラーとして、市政強化のための議案可決に貢献し、ヒューストンの犯罪研究所に対する独立調査を監督する委員会のメンバーでもあった。 政治活動に加え、ヒューストン動物園やホロコースト博物館を含むいくつかの市民団体の役員を務めた。

2009年、彼女は民主党候補としてヒューストン市長選に出馬した。 しかし、『ヒューストン・クロニクル』紙とゾグビー・インターナショナルが決選投票の1週間前に行った世論調査では、4分の3以上の人が、彼女の性的指向は投票に影響しないと回答している。 パーカーは12月12日の選挙で53%の得票率で勝利し、2010年1月2日に就任した。

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