コルラセタム

コルラセタム(INN)(コード名:BCI-540、旧名:MKC-231)は、ラセタム系の強心薬である。 当初は田辺三菱製薬株式会社がアルツハイマー病の治療薬として開発・試験を行っていました。 その後、BrainCells社が大うつ病の治療薬として導入し、カリフォルニア州から「Qualifying Therapeutic Discovery Program Grant」を授与されました。 第IIa相臨床試験の結果、全般性不安障害(GAD)を併発した大うつ病の治療薬となる可能性が示唆されています。 BrainCells Inc.は現在、この目的のために本薬をアウトライセンスしています。 また、虚血性網膜症や網膜・視神経損傷の予防・治療にも使用できる可能性があります。

Coluracetam

Coluracetam.svg

Coluracetam3d.png

Clinical data

ATC code

  • None

Legal status

Legal status

  • AU: S4(処方箋のみ)

識別番号

  • N-(2,3-Dimethyl-5,6,7.7),8-tetrahydrofuroquinolin-4-yl)-2-(2-oxo-1-ピロリジニル)アセトアミド

CAS Number

PubChem CID

ChemSpider

UNII

の項参照。

CompTox Dashboard (EPA)

化学および物理データ

C19H23N3O3

モル質量

341.411 g-mol-1

3Dモデル(JSmol)

  • Cc1c(oc2c1c(c3c(n2)CCCC3)NC(=O)CN4CCCC4=O)C

  • InChI=1S/C19H23N3O3/c1-11-12(2)25-19-17(11)18(13-6-3-4-7-14(13)20-19)21-15(23)10-22-9-5-8-16(22)24/h3-10H2,1-2H3,(H,20,21,23)
  • Key:PSPGQHXMUKWNDI-UHFFFAOYSA-N

Coluracetam はフェンシクリジン(PCP)に暴露したラットの内側中隔核におけるコリンアセチルトランスフェラーゼ生成の喪失を回復することがわかっており、統合失調症に対する治療薬として期待されています。

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