クロアチアの地震学者、アンドリヤ・モホロヴィッチは1857年1月23日に生まれました。 1909年10月8日、バルカン半島で地震が発生。 ザグレブの気象観測所の所長であったモホロヴィチは、この地震の地震計を調べ、記録された地震波の中に不思議な響きがあることに気付いた。 それは、地表の下のどこかで岩石構造に不連続性があり、そのため一方の波が地表を伝わり、もう一方が不連続部の下の高密度の岩石を伝わっていったと考えるしかなかったのだ。 7281>
一言で言えば、モホロビッチは、地球が薄い地殻の上に密度の高いマントルがあることを発見し、以来、その境界を「モホロビッチ不連続面」、略して「モホ」と呼ぶようになったのです。 7281>
この論文は1910年にザグレブ気象台のGodiesnj Izvjesce(年鑑)に掲載されました(上の画像2枚目参照)。 私たちはこの号をシリアルコレクションとして持っています。Mohorovičićの論文は、まずクロアチア語で印刷され(クロアチア語だと思われます)、その後ドイツ語で再び印刷されています(これは確かです)。 この論文は地震学の文献に何千回も引用されていますが、アメリカではかなり少ないので、引用した人のうち何人がこの論文を見たことがあるのでしょう。 7281>
チェコ国立図書館のあるプラハのクレメンティヌムでは、2011年にモホロヴィッチの胸像が公開されました(上の画像3枚目)。 まるで人間の頭蓋骨も地球のように地殻とマントルがあるかのように、顔が二層に分かれて彫られているのが巧妙です。 彼の場合、確かにモホがあります。
Dr. William B. Ashworth, Jr., Linda Hall Library, Consultant for the History of Science and Associate Professor, Department of History, University of Missouri-Kansas City
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