完全感覚遮断にもかかわらず突破的な痛みとコンパートメント症候群を疑う管理|ジンボニャグーン|JOURNAL OF THE MEDICAL ASSOCIATION OF THAILAND

末梢神経ブロックは優れた痛みの緩和をもたらし、外傷や外科手術からの患者の回復を促進する。 しかし,急性コンパートメント症候群(ACS)リスクのある患者に対する末梢神経ブロックの適用については,ACSの診断を遅らせたり,隠したりする懸念があるため,長い間議論されてきた。 しかし、末梢神経ブロックの適切な投与とモニタリングがACSの診断遅延に寄与しているという明確な証拠はまだない。 むしろ、低濃度末梢神経ブロックが機能している患者における突破痛は、警告サインとなり、ACSの早期発見を促すことができる。 我々は、連続神経ブロックが十分に機能しているにもかかわらず術後疼痛が出現し、ACSが疑われた患者の早期治療のきっかけとなったシナリオを説明する。 また、ACSの病態生理と末梢神経ブロックの関連性、および過去の類似症例報告についての考察を行う。 最後に,ACSのリスクを有する患者に対する末梢神経ブロックの管理コンセプトの提案を行う

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