強磁場中のベリリウム原子及びベリリウム正イオン

外部均一磁場中のベリリウム原子の基底状態及びいくつかの励起状態を2次元メッシュハートリーフォック法によりゼロから2.35×109Tまでの磁場強度に対して計算した。 弱い磁場では、基底状態は1s22s2, Sz = 0の配位からなる。 磁場が強くなると、基底状態はSz = – 1の1s22s2p-1と1s22p-13d-2の2つの配位になり、その後、完全にスピン偏極したSz = – 2の1s2p-13d-24f-3配位となる。 後者は高磁場領域γ > 4.567でベリリウム原子の基底状態を形成する。 Be+イオンに対する類似の計算では、次の3つの基底状態配位のシーケンスが得られる。 1s22s, 1s22p-1 (Sz = – 1/2), 1s2p-13d-2 (Sz = – 3/2)

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