麻酔後ケアユニットにおける小児患者への最適なブローバイ酸素の流れ

麻酔から回復した小児患者におけるブローバイ酸素補充の各種流れの効果を比較する目的で無作為クロスオーバー試験を実施した。 米国麻酔科学会(ASA)クラスI、生後10か月から7歳の乳幼児と小児計24名を対象とした。 下腹部または末梢の手術後,麻酔後ケアユニットにおいて外来ベースで,3 流量の酸素(3,4,5 l/分)をランダムな順序で,各流量について 10 分間供給した. ヘモグロビン酸素飽和度(SpO2)を酸素投与前(対照群)と流量変更後10分間に渡って記録した。 その結果,すべての酸素投与群(流量3,4,5 l/min:それぞれSpO2 98.7,99.0,99.2% )で,対照群(95.7%)に比べ有意に高いSpO2が得られた. 3, 4, 5 l/minの酸素投与群から得られた最も低いSpO2は、それぞれ95, 96, 97%であった。 小児患者における術後低酸素血症を予防するためには,3 l/minの酸素流量が最適であると結論づけた

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