Cecectomy for complicated appendicitis

Background: 複雑性虫垂炎に対する虫垂切除術後のCecal leakやdisruptionは疾患の重症度に起因し,残存膿瘍腔,炎症,痰,非生細胞性腸などに関係する。 この結果を改善するために、私たちは、虫垂底部や隣接する盲腸の生存が疑わしい複雑性虫垂炎の症例では、盲腸やその他の局所感染組織を切除するようになった。

試験デザイン。 過去4年間に複雑性虫垂炎に対して切除術を受けた全患者を対象としたプロスペクティブシリーズである。 右結腸に他の炎症性疾患がある患者は特に除外した。

結果。 17名の患者が複雑性虫垂炎に対して切除術を受けた。 13名(76.5%)は男性で、平均年齢は42.4歳であった。 平均体温は37.8℃,平均白血球数は16.1×10(9)/Lであった。 これらの患者は,平均6.8日の腹痛で来院した. 9名は触知可能な腹部腫瘤を有し,全員に右下腹部の圧痛がみられた. 10例では手術時に膿瘍を認めた。 切除範囲は様々であったが,一般に盲腸,右結腸の一部,回腸末端5~7cmを含んでいた. 14例は一次吻合を行い、他の3例は回腸吻合術を行った。 合併症は2例のみで、創部感染1例、肺塞栓1例であった。 術後の腹腔内膿瘍、腸閉塞、糞便瘻の発生はなかった。 術後経過は良好で,全例が平均9.9日で退院した。 3名の患者の回腸吻合は閉鎖され,追跡検査で合併症は発生していない。

結論 複雑性虫垂炎の選択症例に対する虫垂切除術時の盲腸の積極的切除療法は有効な治療法であり、安全に施行できると結論づけた。

コメントする