Combitube: a study for proper use

食道-気管用コンバチューブ((R))は、食道・気管用のチューブである。 (ETC; Kendall-Sheridan Catheter Corp., Argyle, NY)は、困難な気道や緊急挿管用に設計された新しいデバイスである。 メーカーはETCモデル37F SAを身長122cmから152cmの患者に使用することを推奨している。 本研究の目的は,身長152cm以上の患者に対してETC37F SAを食道位で使用し,換気が有効かつ確実であるかどうかを評価することである. また、気道保護が十分かどうか、ETCを食道に挿入した状態で気管の直接挿管が可能かどうかも評価した。 身長150~180cmの麻酔済み麻痺成人患者25名を対象に検討した。 麻酔導入前にメチレンブルーを全例に経口投与した。 直視下でETC37F SAを全患者の食道内に挿入した。 咽頭バルーン膨張量は空気漏れがないように滴定し、カフ圧を測定した。 手術中は咽頭バルーンを収縮させた状態で喉頭鏡を咽頭に挿入し,Cormack-Lehaneスケールを用いて喉頭鏡視野を評価した. 下咽頭のメチレンブルーの有無は直接喉頭内視鏡で調べた. 身長150~180cm(平均169±7cm)の25名全員において,換気は有効かつ確実であった. また,線形回帰モデルを用いて,咽頭バルーン容積と患者の身長との間に直接的な関係を確立した(P < 0.05). 喉頭鏡による声門の観察は,直接気管挿管を可能にするのに十分であった. 下咽頭にはメチレンブルーの痕跡は検出されなかった. ETC37F型SAは身長122cmから185cmの患者に使用することができる。 正常な気道のある患者であれば、食道位でETCを使用して気管を直接挿管することが可能であった。 気道保護は十分と思われる。

含意。 The esophageal-tracheal Combitube((R)) モデル 37F SA (Kendall-Sheridan Catheter Corp., Argyle, NY) は、身長122~185cmの患者に使用できる。 正常な気道のある患者には食道位でコンビチューブ((R))を用いて気管を直接挿管することができる。 気道の保護は十分であると思われる。

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