植物はアミノ酸の豊富な供給源であり、植物における個々の存在量は特に食料の観点から大きな意味を持つ。 したがって、文献に報告されている植物中の相対的なアミノ酸含有量のデータベースを作成することが最も必要である。 多くの場合、植物中のアミノ酸プロファイルの完全な解析は報告されておらず、使用される単位や方法、使用される植物部位も異なるため、統計解析のためにアミノ酸含有量をリジンを基準とした相対単位に変換した。 植物に最も多く含まれるアミノ酸はグルタミン酸とアスパラギン酸である。 異なるアミノ酸間のピアソンの相関分析では、アミノ酸間に負の相関は見られなかった。 クラスター分析(CA)は、異なる科の相対的なアミノ酸含有量に適用された。 Alismataceae, Cyperaceae, Capparaceae, Cactaceaeは、相対的なアミノ酸含有量から、互いに近接していることがわかった。 主成分分析(PCA)の第1〜3成分で全分散の79.5%が説明された。 因子分析(FA)では、アミノ酸分析の主要な4つの基礎因子が説明された。 第1因子は全分散の29.4%を占め、グリシン、イソロイシン、ロイシン、スレオニン、バリンに最大負荷がかかっていた。 Factor-2は全分散の25.8%を説明し、アラニン、アスパラギン酸、セリン、チロシンに最大負荷がかかっていた。 全分散の14.2%はfactor-3によって説明され、アルギニンとヒスチジンに最大負荷がかかっていた。 第4因子は全分散の8.3%を占め、プロリンに対する負荷が最大であった。 この論文で示された異なるアミノ酸の相対的な含有量は、アラニン(1.4)、アルギニン(1.8)、アスパラギン(0.7)、アスパラギン酸(2.4)、システイン(0.5)、グルタミン酸(2.8)、グルタミン(0.6)、グリシン(1.0)、ヒスチジン(0.5)、イソロイシン(0.9)、ロイシン(1.7)、リジン(1.0)、メチオニン(0.4)、フェニルアラニン(0.9)、プロリン(1.1)、セリン(1.0)、スレオニン(1.0)、トリプトファン(0.3)、チロシン(0.7)およびバリン(1.2)である。