Lateral decubitus position vs. lithotomy position: Which is the best way to minimize patient’s pain perception during transrectal prostate biopsy?

Introduction: 一般的に選択される体位が、結紮と左側臥位で心理的ストレスや肛門の緊張に違いがあることから、生検時の痛覚への影響を想定し、その関連性を検討した。

材料と方法。 男性208名(lithotomy position=86,LLD=122)を対象に、勤務日の異なる2つの生検体位を比較する前向き研究を実施した。 体位は患者の生検日の希望のみで決定し,生検はすべて同一のプロトコル(直腸内リドカインジェルを用いた12芯生検),プローブ,針で実施した。 全過程における痛みの最大程度は、生検直後の視覚的アナログスケール(VAS)を用いて評価した。 傾向照合の結果、最終的に152名の患者(結紮術群=76名、LLD=76名)が選択され、生検周囲のパラメータが比較された。

結果。 群間において,年齢,肥満,前立腺体積,血清PSA,国際前立腺症状スコア,癌発見率などすべての変数で,平均(±標準偏差)VASスコア(3.89±2.01 vs 4.58±2.22,p=0.049 )を除き,差は認められなかった。 VASスコアは患者の体位のみと有意な関連を示した(ピアソン係数=-0.165、p=0.042)。 VASスコアに及ぼす臨床変数の影響に関する重回帰モデルにおいて、患者の体位は、知覚される痛みを減少させるためにリソトミー体位を支持する単一の独立した予測因子であった(B=-0.928, p=0.024)。

Conclusions: これらのデータは、従来のLLD位と比較して、局所リドカインゲルをルーチンに使用する経直腸的前立腺生検の適切な実施方法としてリソトミー位を示唆するものであった。

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