循環器疾患の生命保険的側面に関するシンポジウムX線撮影による大動脈基部石灰化の予後的意義

X線撮影による大動脈基部石灰化を認めた153例について死亡率を調査した。

各対象者は無症状で、重要な過去の病歴はなく、心電図も正常であるなど検査で重大な異常はなかった。

統計解析では、石灰化を最初に観察したときに6歳以上の人の死亡率が良好であった。 これらの年齢層では、心血管系の原因による死亡の割合の増加は見られなかった。

この所見が発見されたときに5年目であった個人では、不利な死亡率が出現した。 このグループの死亡はすべて冠動脈疾患によるものであり、あまり高齢でない年齢で起こった。 このことは、この若い年齢層における資料が乏しいために統計的妥当性に限界があることが認識されているにもかかわらず、死亡率データの意義を高めるものである。 6080>

高齢者群における大動脈コブの石灰化の見かけ上の良性の説明として、解剖学的および血行力学的要因の役割について議論した。 この説明は、同じ所見が若い年齢で発現した場合に良性でない可能性と矛盾するものではないと考えられる

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