Antipathella wollastoni is an antipatharian common to Macaronesia, occurring in depth 20 and 1425 m. 生息域形成種として重要であるにもかかわらず、その基本的な生態に関する情報は皆無である。 本研究の目的は、その繁殖戦略、配偶子形成サイクル、繁殖時期について記述することである。 また、標本は組織学的に処理された。 A. wollastoniは単為生殖のブロードキャスト・スポナーであることが判明した。 配偶子形成は一次横隔間膜内で行われ,1年周期で行われた。 繁殖期は海水温の上昇と重なったが、配偶子の消失から推測すると、産卵はその年の海面水温のピーク(2009年9月)以降に行われたと思われる。 ポリプの産卵数は1~309個/polypであった。 産卵前の成熟度が高いサンプルではポリプの繁殖力が低下しており、反復産卵や卵子の吸収の可能性が示唆された。 コロニー内比較では、コロニー中央部では生殖周期が長く、先端部に向かって卵子サイズが大きくなる勾配が見られた。これは、コロニー内における生殖と他の生物学的プロセスへのエネルギー配分の違い、あるいは配偶子/幼生に対する捕食に対する戦略によるものと考えられる。 コロニー高さとポリプの繁殖力には正の相関があり,コロニーサイズとともに繁殖力が増大することが示唆された
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